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ルックJTB、西日本発は7%増の35.5万人めざす-創立100周年記念商品展開も

  • 2012年1月12日

 JTB西日本は、ルックJTBの2012年度西日本発着商品において、取扱人員で前年比7%増の35万5000人をめざす。西日本発着ではJTB創立100周年商品の設定や、カナダをクローズアップした商品展開を実施するほか、オリジナル商品アジア「B級グルメを楽しむ」シリーズのラインナップが拡充。また、「片道Cクラス」プランがハワイやヨーロッパなど各方面で新規設定されており、熟年層やハネムーナーへ薦めていく考えだ。

 JTB創立100周年記念商品では、月替わりに世界の祭りを紹介する「世界の祭り」を通年展開する。祭りによっては旅行者が参加できる商品の設定もある。たとえば、上期商品ではスペインの「ラ・トマティーナ祭」を取り上げ、旅行者もトマト投げに参加する商品を設定。8月27日出発で、6日間コースエコノミークラス利用の場合、旅行代金は32万9000円だ。

 また、関空から直行便がないカナダでは、関空からサンフランシスコ経由で行く「大阪から行くカナダ」商品を設定。カナダ国内線でカナダの航空会社の直行便を買取契約したことで、アメリカ本土とは往復1回づつの乗り継ぎでカナダを周遊できるようにした。100周年にちなみ、最終日にオリジナルディナーを用意したほか、100周年ロゴ入りアイスワインのプレゼントなども実施する。

 方面別では、ヨーロッパでハネムーナーに人気の「素敵にヨーロッパ」で、設定日を50%増としたほか、人気コースの2名催行保証日も50%増と大幅に拡充。さらに、秋季ハネムーナー向けに人気6コースの旅行代金を11月分まで発表し、早期取り込みをはかる。また、アジアでは11年度下期に発表したアジア「B級グルメを楽しむ」シリーズを継続展開する。同社によると、今までに1500名の申込があったという。韓国、ホーチミン、バンコク、シンガポール、台湾、香港で実施し、方面の拡大もはかる考え。

 方面別の12年度目標取扱人員は下表の通り。JTB西日本によると、11年度は東日本大震災の影響もあったが、西日本では7月のハワイアン航空(HA)の関空/ホノルル線就航などの就航便数の増加が奏功し、5%増の33万3000人に着地する見込みだとした。