▽パンフレットの抜本的見直し、「革新」断行－ウェブ販売も強化

（上）11年度パンフレット（下）12年度の新パンフレット（クリックで拡大） 　パンフレット革新では、全方面で文字や記載内容、レイアウトなどの見直しを実施。同社商品戦略部商品戦略部長の遠藤修一氏は「パンフレットはお客様に企画内容や条件を伝えるもっとも重要なツール」とのべ、「徹底的に見やすくわかりやすくするため革新した」と新パンフレットを紹介した。

　新パンフレットでは、文字サイズや行間を広げるとともに、日程表や説明文に判読しやすいフォントを利用するなど読みやすさを重視した。また、コース紹介ページではレイアウトを全方面で統一し、比較しやすいよう改善。旅行代金表は今までの色別カレンダーから出発日別に金額を記載する方式に変更した。このほか、パンフレットが契約書面であることを強調するためイラストを交えたページを新設したほか、従来コース紹介ページの日程表下にあった「各コースのご注意」をパンフレット後半部に集約した。

　一方、インターネットを活用した「ノンパンフレット戦略」も新たに構築し、ウェブ上での情報提供や販売を強化し、商品ラインナップの拡充をはかる。多様化するニーズに対応するため、企画の切り口を増やし、スピード力のある販売展開をめざす考え。「eコレクション」では季節や期間限定のイベント、スポーツを切り口に設定。旬の素材を即座に商品化し、市場の動向に迅速に対応していく考えだ。さらに在庫を売り切るためのセール実施や、「旅のアウトレット」で間際予約にも対応していく。