まけるな!元気に営業中! 和歌山県

和歌山県から、熊野詣の平安衣装をまとったきのくにフレンズの柳瀬真希さん、熊野地域PRスタッフの橋爪裕究さん、かつうら御苑グループの大平憲和さん、熊野本宮観光協会の前田博志さん(やたのすけ)、熊野本宮館の平岸良則さん、県観光連盟の成田佳代さんがこのほど、トラベルニュース社大阪本社を訪れ、9月の台風豪雨から尾を引く観光不振を打破しようと「まけるな!和歌山、元気に営業中!」のノボリを掲げて県内の復旧状況などをアピールした。

現在、県内の主要交通アクセスは復旧しているが、9―10月の観光宿泊客数は例年に比べ大幅に少なく、ひどいところでは2、3割という。風評被害は、豪雨被害がほとんどなかった白浜温泉や和歌山市内にも及んでいる。

南紀勝浦温泉では11月1日から、新大阪との間で直行バスの運行を始めた。JRきのくに線の特急列車が間引き運転されており、京阪神から秋の観光シーズンの交通アクセスを補完する。

大平さんは「勝浦温泉の旅館組合に加盟する宿に宿泊していただければ往復3500円でご乗車いただけます。ぜひ南紀勝浦温泉にお越しください」。

田辺市本宮町では11―12月に熊野古道を整備しながら歩く「道普請ウォーク」が行われる。1泊2日の日程で、本宮大社に参拝するコース、龍神温泉に宿泊するコースを設定している。JR新大阪駅、JR和歌山駅からバスで行き、旅行代金は民宿泊が8500円、旅館泊が1万2千円。

前田さんは「世界遺産の保全に直接参加できるのは熊野古道だけです。気軽にご参加いただければ」。成田さんは「和歌山県の宿泊の半数は関西からお越しになったお客様です。まず関西の皆様に戻ってきてほしい。ご協力をお願いします」と話していた。


情報提供:トラベルニュース社