ワタベウェディングの2012年3月期第2四半期累計期間（2011年4月1日～9月30日）の連結業績で、売上高は7.6％減の222億9600万円となり、営業損益は5億4100万円の赤字（前年：1億5000万円の黒字）となった。これは震災の影響を受けたもの。経常損益は4億9200万円の赤字（同：3300万円の黒字）、純損益は5億3200万円の赤字（同：1億7300万円の黒字）だった。

　「リゾート挙式」と「ホテル・国内挙式」のセグメント別で見ると、リゾート挙式は東日本大震災の影響は少なかったものの、挙式取扱組数が減少し、売上高は5.9％減の98億500万円となった。営業損益は73.7％減ながら1億700万円の黒字を確保した。高品質なサービスの提供をコンセプトとしたハワイの「ホヌカイラニ　コオリナ・プレイス・オブ・ウェリナ」の効果もあり、1組辺りの婚礼単価は上昇したという。

　一方、ホテル・国内挙式では、震災の影響は少なくなりつつあるものの、婚礼や宴会、宿泊のキャンセル、延期が発生し、売上高は8.9％減の124億9100万円、営業損益が6億5500万円の赤字（同：2億3500万円の赤字）となった。