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インフィニ、中国セミナー開催-スマートフォン対応の新サービスも

  • 2011年10月11日

 インフィニは10月6日、都内で中国セミナーを開催し、中国市場に特化した同社サービスの機能を説明した。プレゼンテーションでは同社営業部の佐藤美由紀氏が登壇し、訪中渡航者が2010年に370万人となるなど、中国市場の重要性は年を追うごとに増していくと指摘した。インフィニが中国市場を早くから重視した情報提供ツールの開発を始めているため、「ユニークかつ効率的なシステムを提供できるようになっている」とアピールした。

 佐藤氏は、業務効率化をはかることができるインフィニのシステムやツールを紹介した。まず、インフィニの中国系キャリアの接続については、すべてのキャリアにおいてハイレベル接続になっている点を強調。その利便性のひとつとして、システム上の表示では、中国系航空会社の残席数は4席以下になると「0」と表示されるケースが多いが、インフィニでは最後の1席まで実残数が表示できる点をアピールした。さらに、これまで航空会社に電話で確認する必要があった顧客のマイレージ情報も、同社のシステム画面で確認できるという。

 また、煩雑化する発券手続きも、同社の提供する発券支援ツ-ル「即券-SOKKEN-」を利用することで一元化でき、数クリックで発券できるとし、操作の簡素さとわかりやすさを訴えた。顧客自身が席を選ぶことも可能で、こうした機能は、業務の迅速さを求められる業務渡航などに有効だとした。

 さらに、同社営業部の中橋知子氏は9月29日にリリースした、スマートフォンでの旅程確認ツール「Virtually There Mobile」を紹介。スマートフォン上でフライト日程やeチケット情報の確認ができるため、旅先での急な変更の際も渡航者が自分で変更内容をチェックできるとし、顧客に選ばれる旅行会社になるための付加価値のサービスとして、活用を提案した。

 また、セミナーでは各中国系航空会社がプレゼンテーションを実施。中国国際航空(CA)は2011年下期スケジュールで成都からチベット自治区や新疆ウイグル地区などへCA単独路線を展開することをアピール。2012年にはムンバイへも就航予定だ。また、中国南方航空(CZ)によると、下期から成田/広州線でエアバスA330-200型機を導入する。11月8日からは広州/パース線を週3便で新規就航する計画だ。香港航空(HX)は10月30日から成田線で海南島、プーケットへの同日乗り継ぎが可能となることを紹介。マカオ航空(NX)は成田のオープンスカイや、2012年上期から成田/マカオのデイリー運航が可能になることから、将来の増便の計画について示唆した。