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エクスペディア、ホテル販売でコミッション、エフネスと提携で

  • 2011年9月20日

(左から)EAN社長のヘンリック・シェルバーグ氏、エフネス代表取締役社長の岡田直樹氏 エクスペディア・グループでアフィリエイトでのホテル客室販売事業を担うエクスペディア・アフィリエイト・ネットワーク(EAN)は、日本市場で旅行会社経由での取り扱い拡大を本格化する。すでにエフネスと業務提携し、エフネスが旅行会社専用のホテル予約ウェブサイト「Rikisha Easy REZ」を開設することで合意。10月17日の業務開始を予定し、9月20日には先行して旅行会社の利用登録の受け付けを開始する。

 同サイトでは、エクスペディア・グループが持つ世界3万都市、13万軒のホテルのほぼすべてを、エクスペディア・ジャパンが消費者向けサイトで設定している宿泊代金と同額で仕入れ可能。利用した総額のうち一定の割合をコミッションとして日本円で銀行口座に返金する。エフネスは、サイトの運営のほか、旅行会社への営業や宣伝広報活動などをおこない、予約関連の問い合わせに対しては、エクスペディアが専用ヘルプデスクを設け、24時間対応するという。

 さきごろ来日したEAN社長のヘンリック・シェルバーグ氏は、「EANは、航空会社やオンライン、オフラインの旅行会社など、世界で1万にものぼる企業や団体と提携し、ホテル販売に関するツールやマーケティングソリューションを提供している」と紹介。その上で、「日本でのビジネスはまだ小さいが、急成長している」とし、日本のホテル客室の流通総数を考えれば「成長の可能性は無限大」と期待を示した。

 具体的なターゲットとしては、「パッケージであれホテル単体であれ、“ホテルを売る”業務を有していればパートナーになりうる」と説明。そして、EANの強みは「選択肢の多さと価格」であるとし、さらに、世界中の特別割引料金や人気のデスティネーションなど最新情報をいち早く届けることで、旅行者のニーズや動向をつかむことができるようになるとアピールした。

 日本市場での取扱目標については明示しなかったものの、「少しでも多くの日本の旅行会社に我々のシステムを利用してほしい」と語り、幅広い業種の旅行会社の取り込みに意欲を示した。


▽「Rikisha Easy REZ」
http://www.rikisha-easyrez.jp