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ハワイアン航空、4月に福岡線を開設-年間10万席増加

  • 2011年9月13日

 ハワイアン航空(HA)は2012年4月16日から、福岡/ホノルル線を就航することを決定した。国土交通省の認可後、デイリーで運航する。HAの日本路線は羽田線、関空線に続く3路線目。また、アジアでも関空線に続く4番目の定期便就航地となる。

 羽田線、関空線の日本路線が堅調に推移していることに加え、九州の旅行会社や旅行者の強いニーズから就航を決定。九州新幹線の開通により、福岡以外の九州各地からの需要の取り込みも可能だと判断した。さらに、地理的に近い韓国や中国など近隣アジア地域からの利用も見込む。今後、HA旅客総代理店のグローバルサービスが福岡に事務所を開設し、羽田線、関空線同様に、旅行会社を中心とした販売を展開していく予定だ。

 機材は当初、全264席のボーイングB767-300ER型機で運航するが、その後は全294席のエアバスA330-200型機を導入する。これにより、HAの日本路線は年間約10万席が追加。その経済効果として、ハワイ州観光局(HTJ)では年間1億5400万米ドルの旅行消費と1680万米ドルの税収を見込んでいる。

 HAではアジア戦略を強化しており、2012年には福岡線のほかにも路線拡大を計画している。詳細な情報は開示していないが、2012年にはA330型機を4機導入するほか、今後6ヶ月以内にパイロットを56人、フライトアテンダントを275人など計409人の追加雇用を計画している。

 なお、福岡/ホノルル線は先ごろ、デルタ航空(DL)が12月28日から、ピーク期を中心とした季節運航の設定を発表。同路線は2005年の日本航空(JL)運休後、定期便が運航していなかったが、来年4月以降は時期によって2航空会社が競合する路線となる。


▽HA福岡/ホノルル線スケジュール(計画)
HA454 FUK 21時00分発/HNL 10時00分着(毎日)4月17日から運航
HA453 HNL 13時20分発/FUK 18時40分着※翌日(毎日)4月16日から運航