四国をサイクリングのメッカに コグウェイ四国が9月初開催
四国を自転車旅行のメッカにしようと9月10-20日、サイクリングイベント「コグウェイ四国」が開催される。広島県尾道市からしまなみ海道で愛媛県今治市に上陸、11日間かけて四国を1周する。海外からのサイクリストも50人近く参加し、四国の魅力や日本の元気を世界に発信する。
イベントは、アフリカ大陸やシルクロードなどを自転車で走破したサイクリストの山崎美緒さんが、自転車を通じて世界各国や日本で出会った人たちに呼びかけて企画。楽しく自転車を漕ぎ(cog)ながら、自分の力で道を(way)を切り開き社会へ様々なメッセージを発信するという意味で「コグウェイ」と名づけた。
国内外の約100人で四国を1周する「四国ディスカバリーライド」と、9月17-19日に高知市から四万十川へ向かう「四国サイクリング」の2つが行われる。ディスカバリーライドはしまなみ海道(愛媛)、金刀比羅宮(香川)、吉野川(徳島)、四万十川(高知)など約700キロを1周。宿坊などに泊まりお勤め体験や、地元の人たちとの交流イベントを各所で行う。サイクリングは公募した参加者で約100キロを走る。
観光庁や四国4県も後援し、外国人記者を招聘しサイクリングに帯同する。自国で記事として発信してもらい、震災後に落ち込むインバウンド誘致に弾みをつけたい考え。ディスカバリーライドとサイクリングの両イベントの参加者が参集する18日には、溝畑宏観光庁長官も出席する。
主催する実行委員会では「一過性のイベントに終わらせるのではなく、持続可能な四国一周のサイクリングコースを創設し、国内のみならず海外からも観光客の誘致と地域の活性化に貢献できる、四国からはじまる自転車ネットワークを創造していきたい」とし、毎年同時期に開く「風物詩的イベント」を目指す。
沿道の応援、部分参加なども募集している。詳細はHPへ。
情報提供:トラベルニュース社