海外挙式、ハワイがトップ、挙式額も増加-ゼクシィ海外ウェディング調査
リクルートの結婚情報誌「ゼクシィ」が実施した「海外ウェディング調査2011」によると、2010年の海外挙式の実施地域の1位はハワイで53.3%となった。同調査は2010年1月から12月に結婚をした首都圏、東海、関西のゼクシィ読者のうち、海外で挙式をした人の中からサンプリングして実施したもの。調査票発行数は1254件で、集計サンプル数は計418人。
ハワイで挙式した人は昨年よりも6.2ポイント増加しており、2005年以降で最も高い数値となった。このほか、グアムが23.4%(前年から増減:1.5ポイント増)、サイパンが1.2%(同:0.3ポイント増)と増加した。一方、ヨーロッパは7.2%(同:2.3ポイント減)、アジア(ビーチを含む)は7.2%(同:3.0ポイント減)と減少。オーストラリアは4.3%(同:0.3ポイント減)、南太平洋・インド洋は2.4%(同0.6ポイント減)、アメリカは1.0%(同:0.4ポイント減)と微減となったものの、ほぼ前年並みだ。
挙式場所の選択理由では、「結婚式だけでなく、それ以外の時間も楽しめるから」が69.6%と最も高く、2位の「気に行った教会・挙式会場があったから」(43.8%)よりも約26.0ポイント高い。ハワイでの挙式実施者は82.1%が選択しており、挙式以外の時間を楽しめる要素も重要なポイントとなっているようだ。このほか、全体結果の順位は「気候、季節がその時期によかったから」(35.4%)、「以前からその国・エリアで結婚式をすることにあこがれていたから」(34.9%)、「費用が手ごろだから」(30.1%)と続く。しかし、ハワイに限ると「以前からその国・エリアで結婚式をすることにあこがれていたから」(50.2%)、「結婚式のための環境が整っているから」(40.8%)、「親孝行をしたかったから」(37.7%)と異なる結果を示しており、これらも挙式場所としてハワイが人気の理由といえる。
なお、海外ウェディングの総額は156.2万円で、昨年よりも3.9%(5.8万円)増加。地域別では関西が162.7万円で最も高く、首都圏は156.6万円、東海は146.7万円となっている。挙式場所の人気トップ4のうち、最も高かったのはヨーロッパで174.0万円、次いでアジア(ビーチ含む)が168.6万円。ハワイは160.2万円で、近距離のグアムは142.4万円だった。また、列席者数は9.4人で昨年よりも0.2人増加。地域別では首都圏が10.4人と最も多く、東海が8.9人、関西が7.9人となった。挙式場所別ではグアムが11.8人と圧倒的に多く、アジア(ビーチを含む)が9.7人、ハワイが8.8人で、ヨーロッパが5.6人だった。