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トップツアー、6月の海外旅行取扱額は23%減-国内は団体旅行が10%増に

  • 2011年8月24日

 トップツアーの2011年6月の旅行総取扱額は、前年比9.6%減の110億7830万8000円となった。このうち、海外旅行は23%減の24億3035万8000円、国内旅行は2.1%減の82億9872万2000円、訪日旅行は東日本大震災と福島原発事故による風評被害が長引き、56.3%減の2億270万6000円となった。

 海外旅行の団体は、教育旅行団体が23.3%増と前年を上回ったが、一般団体は40.3%減となり、団体旅行全体では31.4%減と減少した。個人旅行は他社企画商品が18.9%減、自社企画商品が15.1%減、企画商品全体で17.8%減だった。その他の個人旅行も10.8%減と減少した。

 取扱額が減少する一方で、海外旅行の取扱人数は18.1%増と前年を上回る結果となった。このうち団体旅行の取扱人員は48.1%減となったが、そのなかではグアム、サイパンが34.0%増となり、唯一前年を上回った。企画商品は45.6%増と増加し、方面別では台湾が163.3%増、シンガポールが157.1%増、グアム・サイパンが122.5%増、中国が64.7%増、ハワイが33.7%増となった。

 国内旅行は団体旅行が10.4%増となり、震災後初めて前年を上回った。一般団体は15.8%増、教育旅行団体が5.8%増となった。一方、企画商品は24.7%減、企画商品を除くその他の個人旅行は31.1%減となった。