ルレ・エ・シャトー、2010年度売上実績は22.8%増-40軒のホテルが新規加盟

  • 2011年8月9日

 独立系ホテルやレストランのオーナーが加盟する協会組織、ルレ・エ・シャトーの2010年度(2010年7月1日~2011年6月30日)の売上実績は前年度比22.8%増の8600万ユーロとなった。同社によると、コールセンターやウェブサイトなどからの予約を集約しているセントラル予約システム経由での予約や、ギフト券、ギフトボックス、パッケージ商品の売上が好調だったという。同予約システムを活用した宿泊予約件数は13%増の22万6000泊以上で、平均宿泊料金は869ユーロ、平均宿泊数は2.25日となった。

 同社では日本語を含む7ヶ国語に対応するウェブサイトや、フェイスブック、ツイッターなどのソーシャルメディアを積極的に活用して情報を発信しており、2010年3月からはiPhoneアプリの提供を開始。すでに7万5000回以上がダウンロードされ、毎月約2万人が利用しているという。こうした施策の展開が利用者の増加の一因となったとの考え。年間15泊以上した利用者が加入できる「クラブ5C」の会員も、15%増の1万1500名に増加した。

 また、アジア、アメリカを戦略的開発地域に、ヨーロッパを強化地域に位置づけ、事業拡大をはかっているが、2010年度はスリランカ、バヌアツなど新たに6つの国に進出し、神戸を含む8つの大都市内で合計40軒のホテル、レストランが新規加盟した。日本では11軒のホテルが加盟している。