ユナイテッド航空（UA）は、東日本大震災の影響による空港閉鎖にともない欠航していた仙台／グアム線の定期便を10月2日に再開する。政府認可を条件に週2便体制で運航を開始する。UAによると、需要が戻り始めて来たことで旅行会社から要望があり再開を決めたという。今回の定期便再開を発表した6月22日には、UAアジア・太平洋地区副社長のジェームス・ミュラー氏が宮城県庁を訪問し同路線の定期便再開を報告した。

　仙台空港は東日本大震災で発生した津波の影響で浸水するなどの被害を受け、空港閉鎖となっていた。4月13日には暫定供用を開始し、国内線の運航を再開。日本航空（JL）、全日空（NH）が羽田便や伊丹便の運航を開始した。さらに、約1ヶ月が経過した5月24日、国土交通省が国際定期便を7月25日に再開するという目標を示していた。

　こうした経緯から7月25日以降にやっと国際定期便就航の道筋が見えたところで、UAが外国航空会社の中では初めて定期便再開決定を発表。震災発生以前は週4便で運航していたが、まずは週2便で再開し、需要動向にあわせていずれは週4便に戻す予定だ。なお、同路線はコンチネンタル航空（CO）機による運航となる。

▽CO　仙台／グアム線　定期便運航スケジュール　10月2日から
CO182便／SDJ　11時55分発／GUM　16時45分着（木、日）
CO181便／GUM　8時00分発／SDJ　10時55分着（木、日）