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全日空、B787の特別塗装を発表、国際線用シートも

  • 2011年6月22日
 

全日空(NH)は6月22日、今年8月から9月に世界で初めてボーイングB787型機を受領することを記念し、初号機と2号機に特別塗装を施すと発表した。世界初であることをアピールするため、胴体の前方に大きく「787」のデザインを採用。また、胴体後方の藍色に交差するラインは、NHの路線網に加え、NHのブランドコンセプト「Inspiration of Japan」のキーワードである「イノベーティブ」「際立つ個性」「モダンジャパン」を表しているという。

スタッガードシート

 また、B787型機の国際線用機内シートとプロダクトも発表。長距離線のビジネスクラスは2010年2月にボーイングB777-300ER型機に導入した「ANA BUSINESS STAGGERED(スタッガードシート)」を採用。座席を互い違いに配置することで、全席から自由に通路に出られるようになっている。短距離国際線のビジネスクラスでは、シート全体で身体をサポートし、揺りかごのようなくつろぎを実現する「ANA BUSINESS CRADLE(クレードルシート)」を設置。また、エコノミークラスは長距離、短距離ともに後部座席を気にせずにリクライニングできる「Fixed Back Shell」シートを用意する。

 このほか、機内の気圧を従来型機材の2400メートルよりも低い1800メートルに保って快適性を向上するなど工夫。窓の大きさはB767型機の1.3倍の大きさとしたほか、手荷物入れの容量もB777型機の約1.3倍に大型化。さらに温水洗浄機能付きのトイレも備える。