ジャルパック、米法人をエス・ティー・ワールドに売却−更生計画の一環で

  • 2011年4月13日
 ジャルパックは3月末日付けで、アメリカ現地法人のジャルパック・インターナショナル・アメリカの全株式をエス・ティ・ワールド(STW)に譲渡した。ジャルパックによると、今回の譲渡はJALグループの実施している更生計画の一環によるもの。選択と集中によるさらなる効率化をはかる考えだ。一方、STWは北米方面のオペレーション強化をはかるねらい。管理、運営はSTWの子会社である、ランドオペレーターのトラベルファクトリージャパンが実施する。

 新会社は「ジャパン・パシフィック・トラベル・サービス」と会社名を変更。代表取締役社長にはSTWとトラベルファクトリージャパン代表取締役社長の鹿島義範氏が就任した。ジャルパック・インターナショナル・アメリカはJALパック商品のランドオペレーター業務を行なっていた。トラベルファクトリージャパンによると、今後は今までの業務を踏襲を基本としながらも、サービスの質の向上や新事業の展開なども検討していく考えだ。