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滋賀・甲賀市の「着地型」 日本観光研究学会、会員らで可能性探る

 日本観光研究学会関西支部(桑田政美支部長=京都嵯峨芸術大学教授)の2010年度地区懇話会がこのほど、滋賀県甲賀市で開かれた。「甲賀市における着地型観光の可能性」をテーマに話し合われ、市民や学会員ら約80人が出席した。

 はじめに本紙の富本一幸編集長が講演し「地域内の様々な資源をつなぎ、最大化する編集力が必要で、そのためには“見出し”を作らなければならない」とし、島根県・玉造温泉が「姫神の湯」として若い女性客の誘致に成功していることを紹介した。

 パネルディスカッションでは、JTB西日本地域交流文化部の塩見正成部長がマーケットに訴求するシナリオの大切さを訴え、羽衣国際大学の清水苗穂子准教授は大学生の力を着地型観光に生かすべきと話した。甲賀市経済産業部の堀井誠明次長は、着地型観光を目的に周辺市町との広域連携を進めているとした。

 桑田支部長が「市民が主体的になることが第一です」とまとめた。


情報提供:トラベルニュース社