アリラ・ホテルズ、旅行会社ごとのプラン造成に対応、4つの優位性アピール

  • 2011年3月25日
 アリラ・ホテルズ&リゾーツは3月11日午後12時30分から記者懇談会を開催、来日したアリラ・ヴィラズ・スーリのジェネラルマネージャーであるマルコ・グロテン氏と、アリラ・ヴィラズ・ウルワツのジェネラルマネージャーであるショーン・ブレナン氏が各リゾートについて紹介した。

 アリラ・ホテルズはインドネシアのバリ島を中心に、タイ、ラオス、モルディブ、インドで12軒のホテルを展開しており、そのうちバリ島のスーリとウルワツ、モルディブのハダハアの3軒は、ハイエンドの旅行者に向けたラグジュアリーカテゴリーの「アリラ・ヴィラズ」ブランドに属する。ヴィラズの日本のシェアは10%弱で、国別では6位。上位は韓国、中国、台湾、香港などアジア勢が占める。

 2010年の実績は、2009年12月開業のスーリが約200泊、2009年9月開業のウルワツが約300泊。グロテン氏とブレナン氏は「オープンして1年が過ぎ、ようやく認知されてきた」と評価する。

 日本市場への戦略としては、旅行会社のニーズに細かく応え、各々の旅行会社の客層に合ったオリジナルのパッケージプランを造成する。たとえば日本人に人気の高い「スパ・アリラ」を自由に使えるプランや、宿泊にピクニックとピクニック中のランチを組み込んだコンビネーション・プラン、バリ島の歴史や文化に触れるエクスカーションを組み込んだプランなどを想定している。また、ウルワツでは日本人にはロケーションのいい客室を可能な限り優先して確保している。

 グロテン氏とブレナン氏は、競合するラグジュアリーホテルとの違いとして、「ロケーションに合わせたデザイン」「カスタマイズされたサービス」「環境と地域への配慮」「充実した旅行体験」の4点を提示。異なる雰囲気が味わえるリゾートや、記念日の演出、アメニティの用意など各宿泊客への細かな対応、エコに配慮した運営と地元の学校など地域サポートへの取り組み、アートやクラフトの制作体験から文化、歴史、宗教、グルメや健康といったエクスカーションなどを、特徴としてアピールした。

 なお、2011年4月には、カンボジアのシェムリアップに、カンボジアで1軒目となる「アリラ・ソティア」がオープンする予定だ。