クルーズは旅行素材の一つ、目的にあわせた提案がリピーター獲得の鍵
日本旅行業協会(JATA)と日本外航客船協会(JOPA)は3月4日、「クルーズ販売セミナー2011」を開催し、クルーズを旅行素材のひとつとしてとらえ、販売方法を工夫することが重要だと訴えた。クルーズの多様な可能性や販売方法についての基調講演に登壇したJTB首都圏ロイヤルロード銀座総支配人の齋藤和宏氏は、「クルーズを売る前に旅を売る。何に乗るかではなくどこに行くのかが最初」と話す。さらに、顧客の旅行目的にあわせて提案を工夫することで顧客獲得、マーケット拡大につながると伝えた。
齋藤氏は、クルーズと陸上の旅とを比較し、安心面や食事や移動での快適さが高いことをアピールすることができるという。ロイヤルロード銀座では、あえてクルーズの商品説明会ではなくヨーロッパやアメリカのデスティネーションの説明会に組み込んでいる。これにより、クルーズ旅行を想定していなかった消費者に目的を変えずにクルーズの選択肢を提供できる。また、2009年にクリスタルクルーズの研修旅行に若手社員が参加したところ、同クルーズの売上順位が8位から2位までに上昇したとして、研修旅行へ参加することが実際の販売につながると訴えた。
基調講演後のパネルディスカッションでは、リピーター化には顧客のニーズにあわせた商品提供が必要との結論が出された。また、リピーターの多くは70代などのシニア層であり、新規顧客の取り込みも重要だという。シニア層が孫や家族と一緒に参加することでその同行者である子供や孫がリピーター化することや、参加しやすい日本発着クルーズに新規顧客が参加することでクルーズ人口の拡大につながるという。
※セミナーの詳細は後日掲載予定
齋藤氏は、クルーズと陸上の旅とを比較し、安心面や食事や移動での快適さが高いことをアピールすることができるという。ロイヤルロード銀座では、あえてクルーズの商品説明会ではなくヨーロッパやアメリカのデスティネーションの説明会に組み込んでいる。これにより、クルーズ旅行を想定していなかった消費者に目的を変えずにクルーズの選択肢を提供できる。また、2009年にクリスタルクルーズの研修旅行に若手社員が参加したところ、同クルーズの売上順位が8位から2位までに上昇したとして、研修旅行へ参加することが実際の販売につながると訴えた。
基調講演後のパネルディスカッションでは、リピーター化には顧客のニーズにあわせた商品提供が必要との結論が出された。また、リピーターの多くは70代などのシニア層であり、新規顧客の取り込みも重要だという。シニア層が孫や家族と一緒に参加することでその同行者である子供や孫がリピーター化することや、参加しやすい日本発着クルーズに新規顧客が参加することでクルーズ人口の拡大につながるという。
※セミナーの詳細は後日掲載予定