1月の国際線旅客需要は8.2%増、中東情勢による燃油高騰懸念−IATA調査
国際航空運送協会(IATA)によると、2011年1月の国際線定期便旅客輸送量は、前年比8.2%増となった。需要が大きく落ち込んだ2009年前半と比較すると18%増で、2008年の経済危機前の水準と比較しても6%増という。IATAでは、こうした結果について経済面の復調に支えられていると分析。ただし、中東での政情不安が燃油価格の高騰につながる可能性があるとの懸念も示した。また、1月の座席供給量が9.1%増と需要の伸びを上回った結果、ロードファクターは77.7%となった。
地域別で、アジア太平洋地域の航空会社は需要が5.8%増、座席供給量の増加が7.0%増で、ロードファクターは0.9ポイント減の77.7%。また、欧州は需要が7.9%増、座席が8.8%増、ロードファクターは0.6ポイント減の73.9%。北米は需要が8.7%増、座席が10.0%増で、ロードファクターは約1ポイント減の77.2%であった。需要が最も高い伸びを示したのは14.3%増となったアフリカの航空会社で、中東が11.7%増、ラテンアメリカが11.0%増で続いた。
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地域別で、アジア太平洋地域の航空会社は需要が5.8%増、座席供給量の増加が7.0%増で、ロードファクターは0.9ポイント減の77.7%。また、欧州は需要が7.9%増、座席が8.8%増、ロードファクターは0.6ポイント減の73.9%。北米は需要が8.7%増、座席が10.0%増で、ロードファクターは約1ポイント減の77.2%であった。需要が最も高い伸びを示したのは14.3%増となったアフリカの航空会社で、中東が11.7%増、ラテンアメリカが11.0%増で続いた。
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