サニー航空、2月、3月のチャーター計画も中止−4月以降に仕切り直し

  • 2011年1月26日
 サニー航空(S1)は2月以降に予定していた、計9往復の成田/シェムリアップ/バンコクのチャーター便の運航を取りやめた。S1日本地区総代理店のJTGによると「初号機の受領が遅れた。また、日本での販売のエンジンがかからなかった」と、中止の理由を説明する。JTG側は1月中旬にバンコク本社を訪問し、初号機となるボーイングB767−200ER型機を、2月に受領することを確認。2月上旬には欧州などへ就航し、4月には2号機のB767−300ER型機を受領する予定だ。

 JTGでは「機材を受領してから販売すべきだった」として、初号機の受領と運航を見守り、その後、日本市場の状況にあわせながら改めて設定する予定だ。このところチャーター便については、販売後に頓挫するケースもあり、「チャーターに慎重になる旅行会社もある」として「確実に設定したい」との考えを示した。日本へのチャーター便は4月にタイからのインバウンド、ゴールデンウィークの日本発アウトバンドの集客を視野に検討している。

 S1は2010年8月30日設立のタイの航空会社。2010年11月の就航をめざしていたが、機材の納入が遅れ、2010年の年末年始に成田/プーケット/バンコクのチャーター便計画も中止となっていた。


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