オーストラリアでのウェディングとハネムーン、商品造成の柔軟さをアピール
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セミナーでは、オーストラリア政府観光局(TA)、カンタス航空(QF)、ジェットスター航空(JQ)、ワタベウェディングによるプレゼンテーションと、「ゼクシィ海外ウエディング完全ガイド」などの編集長を務める森下恵子氏による特別講演を実施した。JATAVWC2000万人推進室室長の澤邊宏氏は、「一般旅行者に直面する販売スタッフのみなさんに、オーストラリアならではの魅力を伝えてほしい」と挨拶し、販売を促した。また、昨年のセミナーと連動して実施した大型研修旅行の参加者であるJTBウエディングプラザ南青山の清水愛氏が登壇。模擬挙式に参列した印象や、現地のチャペルの動線やスケジュールの確認といった研修旅行の成果を語った。
ワタベウエディングのプレゼンテーションでは、ここ数年のリゾート挙式の年間実施組数が約5万組であることに対し、検討段階でのマーケットは28万組規模と推定する。こうした需要に対し、ハワイやグアムといった競合地と比較したオーストラリアの優位性として、世界自然遺産を中心とした周遊型旅行との組み合わせや、オーストラリア特有の動物、本格的なチャペルからワイナリーウエディングに世界遺産ウエディングまでバリエーション豊かな会場を挙げる。また、リゾ婚の特徴としてフォトプランを挙げ、ニーズに合わせたオプションのフォトプランを提案した。そのほか、QFは10月に成田/シドニー線に導入したプレミアムエコノミーの紹介、JQはスタークラスを紹介した。
▽店頭スタッフの知識向上で需要の取り込みへ
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また、森下氏は今後の海外ウエディングの傾向は、「ふたりから、家族やゲストを招く兆しがある」と指摘。「オーストラリアは安心して招待できる近さ、時差のなさ、安全さ」があると話す。「親しい人を招待する分、旅行会社への期待が高い」ことから、「店頭で販売する人の、オススメです、お任せくださいのひと言で、未来の花嫁の背中を押してあげてほしい」と呼びかけた。