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TAM航空、全日空との共同運航「出だし好調」−ブランド力でシェア拡大へ

  • 2010年11月17日
 TAM航空(JJ)は11月16日、全日空(NH)、メルコスール観光局とともに、NHとの日本/ブラジル間コードシェア運航開始を記念してレセプションを開催した。JJ欧州・中東・アジア地域担当ディレクターのホセ・サレス・フィリオ氏は、NHとのコードシェアについて「10月15日に始まったばかりではっきりしたことは言えない」としつつ、「お客様の反応は現時点では非常に良く、今後も大いに期待できる」と語った。

 2社のコードシェアは、成田/サンパウロ(グアルーリョス)間で各社が互いに便名を付与しあうもの。JJアライアンス&国際関係担当ディレクターのマルセロ・バレラ氏は、「(2008年10月にJJのスターアライアンス加盟が承認されてから)2年間提携を模索してきており、ようやくNHとコードシェアを開始できた」と感慨深げ。その上で、「日本/南米間のすべての潜在的な需要を取り込んでいきたい」と意気込みを示した。

 日本/南米間は、米国、中東、オセアニアなどの航空会社が需要獲得に注力しており、競争が激しい市場。こうした環境下での販売戦略についてサレス氏は、「NHは日本、JJは南米の航空会社であり、それぞれの市場をよく理解している」ことが2社の強みであると説明。その上で、2社ともにそれぞれの市場での認知度が高いことも活用し、シェアを奪っていく考えを示した。

 なお、メルコスール観光局局長のラエルシオ・ブランコ氏は、「日本/メルコスール各国の市場にとって路線の供給は大きな助けになる。2社の尽力に感謝したい」とコメント。また、パッケージツアーの本数が増加していることに触れ、南米への旅行が成長を続けていることをアピールした。


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