シャングリ・ラ・ラサセントーサ、改装が完了−「売りやすさ」アピール
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今回改装したのは客室やレストラン、宴会場、ロビーなど。客室は、7階に10部屋あったデラックスルームを2部屋つなげて5部屋のスイートルームに変更し、総客室数は459部屋から454部屋となった。また、ファミリー層の利用拡大を見込み、1階から5階までをファミリー向けとし、客室スペースを広げて4人家族がゆったり過ごせるようにした。さらに、1階から3階までをつなぐ巨大なすべり台の設置やキッズアクティビティに無料で参加できるといった子供向けプログラムを充実させた。
鄭氏によると、日本市場ではこれまで団体が多かったが、今後はファミリーを中心に旅行会社経由の個人旅行者のシェアを60%程度まで広げたいという。そのため、日本のファミリー層を意識し改装後もツインベッドやバスタブを設置した客室を維持したほか、ファミリーであればコネクティングルームを原則確約するなど、日本の旅行会社を意識した営業活動を展開。「旅行会社が販売しやすいホテル」であることをアピールし、旅行会社と協力し販売拡大をめざす。なお、グランドオープンは来春を予定している。