ポーランド、ショパン年で訪日客数増加、「ショパンのワルシャワ」アピール

またワルシャワ市観光局は今後、同市を「ショパンのワルシャワ」としてピーアールしていく。ショパンが39年の生涯のうち20年間という最も長い時間を過ごした同市には、作曲家の住んだ家や学校、演奏会が開かれた館や宮殿、心臓が収められた聖十字架教会、フレデリック・ショパン博物館など、数多くの足跡や縁の地が残されており、同市を代表する素材として広くアピールしていく。特に日本をはじめフランス、ロシア、中国、アメリカといったショパン人気や関心の高い5ヶ国を重要市場と位置付け、プロモーション活動を展開していく。

ワルシャワ市観光局長のバルバラ・テキエリ氏は「日本でのショパン人気は非常に喜ばしい。このショパン生誕200周年を機に、ワルシャワを“ショパンの街”と位置づけて日本市場に強くアピールしていきたい」と語る。またポーランド政観日本局長のワタ氏も「ショパン年を機会にフレデリック・ショパン記念館がリニューアルされたり、歩道や建物が整備されるなど観光インフラが向上した。この記念年を新たなスタートの年と捉え、今後も日本人客増加に向けて取り組みたい」と語った。