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ハワイ、2011年は「ディスカバー・アロハ」を継続・強化、スポーツも促進へ

  • 2010年9月27日
 ハワイ州観光局(HTJ)は9月24日、第1回ハワイ・スペシャリスト勉強会を開催し、HTJ代表の一倉隆氏が2011年のプロモーション展開について発表した。基本コンセプトは2010年に引き続いて「ディスカバー・アロハ」とし、「ハワイ50選」および写真家・高砂淳二氏とのコラボレーションを継続。一方、タグラインは「人生の中のハワイ」から「想像より、おもしろい。ハワイ」に変更。今週3都市で実施するセミナー&ワークショップでは、新しいタグラインと写真によるポスターのイメージを発表する予定だ。

 また昨年に引き続き、ウエディングおよびハネムーン、3世代ファミリー、アクティブシニア、アラサー・アラフォーの女性層、そして教育旅行のターゲットを据え置き、2011年は新たに「スポーツ」をテーマにしたプログラムも展開する。日本人訪問者数を分析したデータによると、ハワイでやりたいことの多くにスポーツが挙げられたという。

 そこでHTJでは、「旅スポ・ハワイ」の名称で情報サイトを立ち上げ、プロモーションを進めていく方針だ。具体的には、他のデスティネーションより優位性のあるラン、ウォーク、バイク、ゴルフの4つにスポットを当て、徹底した情報提供からスタート。情報サイトは12月12日のホノルルマラソン前に立ち上げ、各企業とのタイアップや商品造成へとつなげていく。また、ランについては『ハワイの走り方』を20万部発行し、首都圏を中心とするランイング・イベントやランニング・ステーションで配布。ゴルフに関しては、ゴルフに特化したプレスツアーを組む予定だ。

 なお、ハワイでは、1月から7月の日本人訪問者数が前年比7.2%増の67万5954人と2008年並みに回復しており、「2010年を通して120万人にまで戻したい」(一倉氏)意向。なかでもMICEが復調傾向にあり、また隣島のみの渡航者が順調に推移している。また、10月31日に就航する羽田/ホノルル線による地方市場の活性化をねらい、ホームページに日本航空(JL)、全日空(NH)、ハワイアン航空(HA)の各直行便情報を掲載。9月24日からはビッグアイランドのキャンペーンも開始した。