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成田、スマートフォン音声翻訳システムで訪日外客サポート−実証実験開始

  • 2010年9月27日
 成田国際空港(NAA)は、独立行政法人情報通信研究機構(NICT)と共同で、スマートフォンを活用した多言語音声翻訳システムの実用化に向けて実証実験を開始する。これは成田CSプロジェクトの第2弾として、中国を中心とした訪日外国人のサービス向上をねらい実施するもの。空港スタッフと旅客の間の言葉の壁を取り払うことで、スムーズなコミュニケーションをめざす。

 音声翻訳システムは、スマートフォンに翻訳したい言葉を吹き込むと、翻訳された音声が返ってくるという仕組みで、日本語、英語、中国語の3言語に対応している。NAAでは、空港に関連する固有名詞などを追加し、翻訳精度の向上をはかる。

 実証実験ではApple社製のiPhone100台を飲食店やカウンターなどのスタッフに配布し、10月1日から2011年2月28日の期間に、第1、第2旅客ターミナルビルで実施する。