アクセスランキング、1位はCIのスカイチーム加盟−2位はAY新戦略
[総評] 今週の1位は、チャイナエアライン(CI)のスカイチーム加盟の記事が入りました。スカイチームには大韓航空(KE)のほか、中国南方航空(CZ)とベトナム航空(VN)が加盟しており、さらに中国東方航空(MU)も加盟予定であるなど、アジア系の航空会社の取り込みを強化しています。日本航空(JL)の獲得がかなわなかったことも背景にありそうですが、アライアンスの基本となるハブ&スポークの戦略の中で、ソウル、北京、上海、台北のハブをどのように使い分けるのか、気になるところです。
また、JLに関しては、3位に入ったアリタリア−イタリア航空(AZ)の記事の取材で、副社長のジョルジオ・カッレガリ氏がスカイチームの優位性を強調し、経営再建後の加盟をあらためて呼びかけていたことが印象的でした。
2位はフィンエアー(AY)の新戦略についての記事です。基本的にはこれまでの路線を踏襲するもので、アジアと欧州を効率的につなぎ需要の獲得をめざす内容でしたが、注目はリブランドでしょう。ロゴや機体デザインなどの刷新を含むもので、テーマは「デザイン」。北欧デザインで知られるフィンランドらしいテーマ設定で、「designed for you」といった意味もこめられているようです。詳細は12月予定の発表を待たなければなりませんが、戦略については後日詳報を掲載予定です。
興味深いのは5位に入ったエイチ・アイ・エス(HIS)の第3四半期決算の記事です。黒字は確保していますが、アジアからの訪日旅行需要の高まりによって、HISが強みとしてきたアジア方面での間際の座席確保が思うように進まなかったそうです。今後は、インバウンドを促進したい政府やイールドを高めたい航空会社の思惑と、少しでも安く旅行したい消費者(あるいは安さになれた消費者)のニーズの中で、旅行会社も難しい舵取りが必要になるかもしれません。
来週末は日本旅行業協会(JATA)の世界旅行博ですね。来場されるご予定の皆様も多くいらっしゃるかと思います。日本市場に期待して来日する出展者の「想い」を受けとめ、是非ともビジネス拡大に結びつける機会になればと願っています。トラベルビジョンとしても鋭意取材して参りますので、会場にいらっしゃらない皆様にも、ぜひ記事をご活用いただければと願っております。(松本)
▽日刊トラベルビジョン、記事アクセスランキング
(2010年9月第3週:9月13日2時〜9月17日18時)
第1位
◆チャイナエアライン、スカイチームに加盟へ、2011年半ばめざす(10/09/15)
第2位
◆フィンエアーCEO、東名阪デイリーも「不十分」−アジア/欧州間旅客数2倍へ(10/09/13)
第3位
◆アリタリア、成田線ダブルデイリー化で需要獲得へ−サービス品質向上も(10/09/16)
第4位
◆全日空、羽田深夜便で新機内サービス、快適な睡眠と目覚めに配慮(10/09/16)
◆全日空、成田/バンコク、シンガポール線昼間便で機内食をリニューアル(10/09/14)
第5位
◆HIS、第3四半期は増収減益も黒字確保−座席確保課題に、訪日など需要回復で(10/09/14)
第6位
◆ペニンシュラ、ビジネス需要取り込みへ−レジャー需要は維持拡大(10/09/15)
第7位
◆台湾と京急、羽田の新駅開業記念でキャンペーン、台湾旅行プレゼントなど(10/09/14)
第8位
◆ニッカ航空サービス、経常利益が大幅改善−全社統一の企画商品が好調(10/09/15)
第9位
◆インタビュー:近畿日本ツーリスト スポーツ事業部 課長 香川晴美氏(10/09/15)
第10位
◆カリフォルニア「ドリーム」キャンペ、オンラインで夢を募集(10/09/15)
また、JLに関しては、3位に入ったアリタリア−イタリア航空(AZ)の記事の取材で、副社長のジョルジオ・カッレガリ氏がスカイチームの優位性を強調し、経営再建後の加盟をあらためて呼びかけていたことが印象的でした。
2位はフィンエアー(AY)の新戦略についての記事です。基本的にはこれまでの路線を踏襲するもので、アジアと欧州を効率的につなぎ需要の獲得をめざす内容でしたが、注目はリブランドでしょう。ロゴや機体デザインなどの刷新を含むもので、テーマは「デザイン」。北欧デザインで知られるフィンランドらしいテーマ設定で、「designed for you」といった意味もこめられているようです。詳細は12月予定の発表を待たなければなりませんが、戦略については後日詳報を掲載予定です。
興味深いのは5位に入ったエイチ・アイ・エス(HIS)の第3四半期決算の記事です。黒字は確保していますが、アジアからの訪日旅行需要の高まりによって、HISが強みとしてきたアジア方面での間際の座席確保が思うように進まなかったそうです。今後は、インバウンドを促進したい政府やイールドを高めたい航空会社の思惑と、少しでも安く旅行したい消費者(あるいは安さになれた消費者)のニーズの中で、旅行会社も難しい舵取りが必要になるかもしれません。
来週末は日本旅行業協会(JATA)の世界旅行博ですね。来場されるご予定の皆様も多くいらっしゃるかと思います。日本市場に期待して来日する出展者の「想い」を受けとめ、是非ともビジネス拡大に結びつける機会になればと願っています。トラベルビジョンとしても鋭意取材して参りますので、会場にいらっしゃらない皆様にも、ぜひ記事をご活用いただければと願っております。(松本)
▽日刊トラベルビジョン、記事アクセスランキング
(2010年9月第3週:9月13日2時〜9月17日18時)
第1位
◆チャイナエアライン、スカイチームに加盟へ、2011年半ばめざす(10/09/15)
第2位
◆フィンエアーCEO、東名阪デイリーも「不十分」−アジア/欧州間旅客数2倍へ(10/09/13)
第3位
◆アリタリア、成田線ダブルデイリー化で需要獲得へ−サービス品質向上も(10/09/16)
第4位
◆全日空、羽田深夜便で新機内サービス、快適な睡眠と目覚めに配慮(10/09/16)
◆全日空、成田/バンコク、シンガポール線昼間便で機内食をリニューアル(10/09/14)
第5位
◆HIS、第3四半期は増収減益も黒字確保−座席確保課題に、訪日など需要回復で(10/09/14)
第6位
◆ペニンシュラ、ビジネス需要取り込みへ−レジャー需要は維持拡大(10/09/15)
第7位
◆台湾と京急、羽田の新駅開業記念でキャンペーン、台湾旅行プレゼントなど(10/09/14)
第8位
◆ニッカ航空サービス、経常利益が大幅改善−全社統一の企画商品が好調(10/09/15)
第9位
◆インタビュー:近畿日本ツーリスト スポーツ事業部 課長 香川晴美氏(10/09/15)
第10位
◆カリフォルニア「ドリーム」キャンペ、オンラインで夢を募集(10/09/15)