アリタリア、成田線ダブルデイリー化で需要獲得へ−サービス品質向上も

  • 2010年9月16日
 アリタリア−イタリア航空(AZ)アライアンス&ストラテジー取締役副社長のジョルジョ・カッレガリ氏は9月15日の記者会見で、11月から成田/ローマ線と成田/ミラノ線を合計で週14便運航することについて、日本/イタリア間、日本/欧州間の需要の獲得に期待を示した。AZは2009年1月に現在の社名で再出発し、今年6月に成田/ローマ線を週9便に増便。そして、10月にはミラノ線を週4便、11月にはローマ線を週10便とする計画だ。

 カッレガリ氏はまた、サービスの質の向上にも言及。日本的な“おもてなしの心”を重視して投資計画を継続しているといい、エアバスA320型機やA330型機の新規導入、ボーイングB777型機の内装刷新、ターミナルやラウンジの利便性向上に取り組んでいる。また、「AZにとって日本は非常に重要なデスティネーション」であるとし、機内の日本人アシスタントの増員など、日本市場向けのサービス改善も積極化していると説明した。

 なお、路線展開では、2009年にマイアミ、2010年にロサンゼルス、マラガ、ウィーン、アンマンに新規路線を開設しているが、2011年も拡大を継続予定。カッレガリ氏は「おそらく、中国、インド、ブラジルを強化することになるのでは」とした。


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