カンパニー・デュ・ポナン、2011年は150人めざす−日本寄港商品も
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カンパニー・デュ・ポナンでは2011年の商品として上海/東京で10泊11日のクルーズを設定。マーキュリートラベル代表の東山真明氏によると、日本発着の競合商品があるなか「多少お金がかかっても、いい船に乗りたい」と考える富裕層に対し魅力を訴求していく方針だ。同社の船は小型船で、乗客定員が64名から264名であるため、インセンティブなどのチャーターの需要が高く、最盛期では約60%がチャーター利用だった。しかし、2008年のリーマン・ショック以来、主要マーケットである北欧をはじめチャーター需要が縮小し、30%から40%となったという。東山氏は「一般のクルーズコースが増加したことから、セールスをするには良いチャンス」と旅行会社にさらなる商品の販売を訴えた。
また、ジェイバも日本寄港クルーズを消費者に向けて訴求していく構え。加えて、ジェイバ営業部長の西川量通氏によると、同社の一番の売れ筋である南極クルーズにも引き続き注力する。南極クルーズでは小型船の強みをいかし、大型船では入れない地域まで入ることができ、環境保護の問題で上陸が難しくなるなか同社のクルーズでは上陸もできることから。予約もキャンセル待ちが出るほど好調に推移。30名程度の日本人が乗船する場合、日本人コーディネーターを派遣するなどのサービスも実施している。
なお、カンパニー・デュ・ポナンでは現在4隻が運航しており、2011年5月には新造ル・オーストラルが新たに就航する。
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