HIS、エグゼクティブセクションをクオリタに承継−インバウンド事業も統合
エイチ・アイ・エス(HIS)は9月13日、完全子会社の「クオリタ」に、HIS東日本法人団体専門店事業部所属のエグゼクティブセクションが取り扱う旅行業務を承継させる会社分割契約を締結した。双方のターゲットとする客層が近かったことから、サービスや質の向上など相乗効果をねらう。発効日は11月1日を予定しており、それまでに実務面での準備を進める。
クオリタはもともと、「おもてなし」をテーマに質の高い旅行を提供することを目的としたブランドとして設立したもので、子会社のパスポルテが展開する形をとっていたが、パスポルテの商号を9月1日付けでクオリタに変更していた。
また、エグゼクティブセクションはこれまで、ファーストクラスやビジネスクラス航空券の販売、ビジネスクラスを利用するパッケージツアー「エクステージ」の企画販売、会員組織「CLASS ONE(クラスワン)」の運営などの業務を担当。今回の契約締結による増収効果については明らかにしていないものの、エグゼクティブセクションの2009年10月期の売上高は61億円強であった。新体制での社員の規模などは未定。
▽インバウンド事業も統合−HEJは解散へ
HISは、エイチ・アイ・エス・エクスペリエンス・ジャパン(HEJ)の実施する寄港地オプショナルツアー業務を、HISのインバウンド事業に集約する。HEJは設立当初、訪日外国人旅行者向けに体験型商品などを提供していたが、現在は2010年3月から実施しているコスタクルーズの日本でのオプショナルツアー事業にほぼ特化していた。
HISはインバウンド事業を強化する方針を示しており、今後寄港地オプショナルツアーの拡大が見込まれるなかで、HEJの業務を集約することでさらなる品質向上、業務効率化につながると判断した。なお、HEJはこれにより解散し、社員は出向していたためHIS本体に戻る格好となる。
クオリタはもともと、「おもてなし」をテーマに質の高い旅行を提供することを目的としたブランドとして設立したもので、子会社のパスポルテが展開する形をとっていたが、パスポルテの商号を9月1日付けでクオリタに変更していた。
また、エグゼクティブセクションはこれまで、ファーストクラスやビジネスクラス航空券の販売、ビジネスクラスを利用するパッケージツアー「エクステージ」の企画販売、会員組織「CLASS ONE(クラスワン)」の運営などの業務を担当。今回の契約締結による増収効果については明らかにしていないものの、エグゼクティブセクションの2009年10月期の売上高は61億円強であった。新体制での社員の規模などは未定。
▽インバウンド事業も統合−HEJは解散へ
HISは、エイチ・アイ・エス・エクスペリエンス・ジャパン(HEJ)の実施する寄港地オプショナルツアー業務を、HISのインバウンド事業に集約する。HEJは設立当初、訪日外国人旅行者向けに体験型商品などを提供していたが、現在は2010年3月から実施しているコスタクルーズの日本でのオプショナルツアー事業にほぼ特化していた。
HISはインバウンド事業を強化する方針を示しており、今後寄港地オプショナルツアーの拡大が見込まれるなかで、HEJの業務を集約することでさらなる品質向上、業務効率化につながると判断した。なお、HEJはこれにより解散し、社員は出向していたためHIS本体に戻る格好となる。