パン・パシフィック厦門、強みは質の高いサービス−日本向けサービスも充実
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ロダス氏は日本市場向けの施策として、日本人スタッフを雇用し、浴衣や日本食などを提供するほか、ルームサービス、レストランのメニューの日本語版を用意していると紹介。しかし、厦門への海外訪問客でもっとも多いのは日本人だが、日本人宿泊客のシェアは5%にとどまっている。パン・パシフィック・ホテルズ・アンド・リゾート・ジャパン代表取締役の山中三緑氏は、日本から厦門への直行便や提供座席数が少ないことを課題としながらも、「マーケットシェアを考えると、日本人宿泊者がもっと増えてもいいのでは」と分析。日本人宿泊者の需要は十分にあるとの考えだ。
なお、同ホテルは2009年8月に開業しており、厦門の金融地区の中心に位置している。以前はソフィテルとして開業していたホテルを改装。ロビーやクラブラウンジなどのほか、カーペットや家具、ジムの設備も刷新した。387室ある客室には多言語放送対応のリモコン付薄型テレビ、iPodドッキング・ステーションを設置した。