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関空、夏の国際線旅客数は7%増の92万7100人を予想

  • 2010年7月15日
 関西国際空港によると、7月17日から8月16日までの国際線旅客数は推計で前年比7%増の92万7100人の予想となった。出発旅客数は6%増の47万1000人、到着旅客数は8%増の45万6100人。景気の回復や円高の継続、昨年のインフルエンザの落ちこみが回復したことなどが要因で、4月、5月の国際線旅客数(速報値)をみても4月が8%増、5月は26%増と好調に推移していることから2006年以来の増加予想となった。

 出発日のピークは7月31日と8月7日が1万7600人と最も多く、次いで7月17日が1万7500人となっており、昨年の1万7100人を上回った。到着ピークは8月16日が1万8000人、7月19日が1万7800人、8月15日が1万7300人となった。

 方面別ではウォン安で好調の韓国、中国、東南アジアが昨年に引き続きトップ3となると予測。伸び率は復便や増便で提供座席数が増えた方面が高い見込みで、デルタ航空(DL)が関空/シアトル線を復便した北米は60%増、ジェットスター航空(JQ)が関空/ケアンズ線を復便したオセアニアが25%増になるほか、夏のピーク期間の増便で週42便の運航となったグアム・サイパンが23.6%増となる予想だ。国際線出発旅客数の詳細は下記の通り。


▽方面別国際線出発旅客数
方面別/前年比/旅客数
韓国/13.4%増/10万5500人
中国/2.9%増/9万1700人
香港/10.8%増/3万2900人
台湾/14.6%増/4万1700人
東南アジア/18.2%減/5万4400人
北米/60.0%増/1万2000人
ハワイ/15.4%増/2万4000人
グアム・サイパン/23.6%増/2万5100人
オセアニア/25.0%増/1万3500人
ヨーロッパ/6.6%増/3万8800人
その他/2.5%減/3万1400人
全方面計/6.4%増/47万1000人
※その他は中東、アフリカ、マカオ、成田(国際乗継)など