ジェットスター・アジア、関空/台北/シンガポール線の初便、ほぼ満席に

日本発便の乗客のほとんどが、阪急トラピックスなどのパッケージツアー客だった。片岡氏は「7月5日の就航に対して運航許可が降りたのが6月23日で、直販する期間は非常に短かった。しかし、インターネット経由の予約も徐々に増えてきている。ここ数ヶ月の予測をするのはむずかしいが、最終的には直販と旅行会社を通しての販売とが半々ぐらいになると予測している」と話す。

昨年の統計によると、訪台日本人と訪日台湾人の数は年間100万人を超えている。今回は需要の高い路線へのLCCの参入となり、さらなるマーケット拡大が期待される。関西国際空港代表取締役の福島伸一氏は「関西国際空港はLCCによって新しい需要を喚起できると期待しており、中国やアジアの他の地域からの路線誘致にも積極的に取り組んでいる。LCC専用ターミナルについても社員をマレーシアに派遣して見学、調査させており、前向きに検討している」と語り、LCCの路線拡大を歓迎する姿勢を示した。
なお、JQグループは2010年12月16日からシンガポール/メルボルン間のデイリー運航を予定しており、2011年3月17日からは、シンガポール/オークランド直行便も運航を予定している。
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