求人情報

ジェットスター・アジア、関空/台北/シンガポール線の初便、ほぼ満席に

  • 2010年7月7日
 ジェットスター・アジア航空(3K)が7月5日に就航した関空/台北/シンガポール線は、関空発便および関空着便ともほぼ満席での運航となった。ローコストキャリア(LCC)による関空/台北間の直行便就航は初めて。就航記念イベントで挨拶に立ったジェットスター航空(JQ)日本支社長兼3K日本支社長の片岡優氏は「2007年3月に日本/オーストラリア線をはじめて以来、初めて他の都市への便を運航することができてうれしく思う」とよろこびを語った。

 日本発便の乗客のほとんどが、阪急トラピックスなどのパッケージツアー客だった。片岡氏は「7月5日の就航に対して運航許可が降りたのが6月23日で、直販する期間は非常に短かった。しかし、インターネット経由の予約も徐々に増えてきている。ここ数ヶ月の予測をするのはむずかしいが、最終的には直販と旅行会社を通しての販売とが半々ぐらいになると予測している」と話す。

 3Kでは今回の就航を記念し、特別セールを実施する。第1弾は7月5日の1日限定で関西/台北間を往復4000円としたもの。それに続き、7月6日から12日まで、関西/台北間を往復8000円、関西/シンガポール(台北経由)間は往復2万8000円というセール運賃を設定した。

 昨年の統計によると、訪台日本人と訪日台湾人の数は年間100万人を超えている。今回は需要の高い路線へのLCCの参入となり、さらなるマーケット拡大が期待される。関西国際空港代表取締役の福島伸一氏は「関西国際空港はLCCによって新しい需要を喚起できると期待しており、中国やアジアの他の地域からの路線誘致にも積極的に取り組んでいる。LCC専用ターミナルについても社員をマレーシアに派遣して見学、調査させており、前向きに検討している」と語り、LCCの路線拡大を歓迎する姿勢を示した。

 なお、JQグループは2010年12月16日からシンガポール/メルボルン間のデイリー運航を予定しており、2011年3月17日からは、シンガポール/オークランド直行便も運航を予定している。


▽関連記事
ジェットスター・アジア、関空/台北/シンガポール線に就航へ(2010/04/23)