スカイチーム、中国東方航空との合意書調印、アジアの加盟社拡大へ意欲

  • 2010年6月24日
 スカイチームは6月22日、加盟航空会社の最高経営責任者や会長がニューヨークに集結し、中国東方航空(MU)の加盟に向けたプロセスを正式に開始する合意書に調印した。6月10日にはベトナム航空(VN)が正式加盟しており、この2社の加盟により1日の運航便が10%増加することになる。現在、アジアでは大韓航空(KE)と中国南方航空(CZ)が加盟しており、MUが今後、正式加盟するとアジア系航空会社は4社になる。スカイチームではさらにアジア系航空会社を迎え入れる方針で、スカイチームのマネジングディレクターであるマリ・ジョセフ・マレ氏は「アジア地域のお客様のための航空連合」として成長させていくと語った。

 また、スカイチームは今年の創立10周年を機に、アライアンスの成長戦略に沿った新しいメンバーシップ・プログラムを導入。従来の「アソシエイトメンバー」資格をなくし、メンバーシップを統一したことで、アソシエイトメンバーであったエア・ヨーロッパ(UX)、ケニア航空(KQ)、タロム航空(RO)も正式メンバーとなった。これにより、スカイチームは2000年の創立以来、加盟航空会社が約3倍の13社に増加。運航フライト数は約2倍の1日1万3000便以上、就航都市数は約2倍となる169ヶ国898都市に拡大した。


※訂正案内(2010年9月2日 22時20分)
訂正箇所:第1パラグラフ第3文
 誤:大韓航空(OZ)
 ↓
 正:大韓航空(KE)


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