韓国地図を日本語で、FIT向けにサイト開設−コネスト、旅行会社との提携も

  • 2010年6月18日
 韓国旅行情報サイト「コネスト」を運営するコネストコリアは6月16日、完全日本語版の韓国地図サイトを稼動した。同社によると、韓国観光公社(KTO)が実施したアンケートの回答者の半数以上が、韓国の旅行に必要なものとして地図をあげたことや、韓国へのFIT旅行者が増えていることをふまえて開発した。

 サイトでは、全国地図から市街の詳細な地図まで表示可能で、有名飲食店から小さな島まで約350万件の位置情報をすべて日本語に翻訳して登録。「住民センター」に対する訳語に「役場」をあてるなど、日本人に伝わりやすい翻訳を重視したという。

 地図上では、空港リムジンバスのバス停、日本人が見つけやすい看板の店、旅行者向けの観光スポットを優先的に表示。また、旅行者がお勧めの情報などを紹介できるコミュニティ機能もリニューアルしており、お勧め情報を地図上で表示、検索できるようにした。

 このほか、ルート検索やブログパーツも提供し、「明洞 カルビ」など、場所としたいことから探せる「キーワード検索」や住所検索、希望する出発地から到着地までのルートやタクシー料金、所要時間がわかる「ルート検索」など、検索機能も充実した。

 なお、現在は原則的に携帯電話には対応しておらず、今後開発を進める予定。また、今後、旅行関係企業などにコンテンツを提供する可能性も「充分にある」と説明した。