リーディングホテルズ、ネット予約が10倍増−団体強化も継続

  • 2010年6月17日
 ザ・リーディングホテルズ・オブ・ザ・ワールド(LHW)は先ごろ、メディア向けワークショップとセミナーを開催した。セミナーでは、LHW日本支社長のベティ・オザキ氏が現地から来日した14のメンバーホテルのセールス担当者を紹介。その後、同社セールスディレクターの久楽功一氏、セールス・マネージャーの寺本竜太氏がグループの方針とそれぞれのホテルの特徴、魅力を解説した。

 久楽氏によると昨年2月に日本語サイトを開設して以来、ネット経由の予約がこれまでの約10倍に増えたという。サイトの特徴として、加盟ホテルそれぞれの情報をすべて日本語で表示しており、言語バリアを低くしたことが成長した大きなポイントとする。ただし、「実際の予約システムは各ホテルのサイト内にあるが英語表示のため、そこであきらめてしまう人もいるのでは」として、「予約サイト自体も日本語で対応できるようにしたい」と、さらなる顧客獲得に意欲をみせる。まずは人気トップ100のホテルから、対応していく考えだ。

 また、日本支社では団体予約の取り込みを強化しており、6月末まで実施している現行のMICE向けキャンペーンも継続を検討しているという。リーマンショック以降、縮小ぎみであったビジネス需要を活気づけたい考えだ。反面、レジャー需要は伸びており、特にリーダーズクラブ会員による利用が好調。この先はハワイや韓国など日本支社の管轄でトップ10をマークする人気ホテルに力を入れてプロモーションしていくといい、下期にはさらに強力なピーアール作戦を検討している。