DS模擬問題:ノルウェー編 大自然の造形美に満ちたフィヨルド地帯
問 山岳鉄道の最高傑作といわれるフロム鉄道は、フロムからアウルランまでを結んでいる
A 正
B 誤
――正解は下記へ
ココに注目!
▽世界最大級のソグネフィヨルド
ノルウェーの西海岸は入り組んだ海岸線で知られるフィヨルド地帯となっており、大自然の景観が見どころ。なかでもガイランゲルフィヨルド、ノールフィヨルド、ソグネフィヨルド、ハダンゲルフィヨルド、リーセフィヨルドはノルウェーの5大フィヨルドと呼ばれ、氷河による浸食作用で形成されたダイナミックな風景を楽しみに多くの旅行者が訪れる。2005年にはガイランゲルフィヨルドとソグネフィヨルドの支流にあたるネーロイフィヨルドがユネスコの世界遺産に登録されている。
全長204キロメートル、最深部が1308メートルに達するソグネフィヨルドは、世界最長で最深のフィヨルド。オスロ、ベルゲンから列車などで便利にアクセスでき、年間を通じて観光が可能となっている。観光のハイライトは海岸線を内陸に入ったフィヨルドの奥地に点在しており、1940年に開通した観光客に人気の高い山岳鉄道、フロム鉄道もそのひとつ。フロム鉄道は民家が点在する牧歌的な谷間の村フロムを発着地として、ミュールダールまでのわずか20キロメートルの距離を1時間弱で結んでいる。
標高2メートルに位置するフロムと、ミュールダールの高低差は864メートルあり、車窓には高さ164メートルのリョーアンネフォッセン滝をはじめ、峡谷や切り立った断崖などフィヨルド地域ならではの息をのむ風景が次々と展開する。また、ショースフォッセン滝では乗客が景色をゆっくり味わえるように5分間停車する。
▽静かな谷間の村アウルランとラールダール
フロムからフィヨルドに沿ってさらに奥地に2、3キロメートル進むと、木造の家が点在する趣のある小さな村アウルランがある。ここには1147年創設の美しい木造建築で知られるウンドレダール・スターヴ教会があるほか、山の中腹には400年以上前の古民家を見ることができる野外博物館のオッテネス農場など、見どころも多い。また、2000年にはアウルランからラールダールを結ぶ全長24.5キロメートルの世界最長の車用トンネルが開通しており、フィヨルド観光のアクセスもより便利になっている。
ソグネフィヨルドの最奥地に位置するラールダールには、18世紀から19世紀頃の民家を修復、保存している地区、ガムレ・ラールダールスオイリーがあるほか、近郊には1150年創設のボルグン・スターヴ教会がある。村を流れる川でのマス釣りやサーモン釣りも人気のアクティビティとなっており、ノルウェー・ワイルドサーモンセンターではサーモンの生態に関する展示やビデオを見ることができ、併設のカフェでサーモンを使ったメニューを味わうことも可能だ。
▽ルステルでは氷河ハイキングも
さらに、ソグネフィヨルド奥地の村ルステルでは氷河ハイキングも楽しめる。ここには総面積487平方キロメートルとヨーロッパ最大規模のヨステダール氷河があり、ヨステダール氷河センターでは、2万年におよぶ氷河の歴史について、その成り立ちから神秘的な青い色の不思議、さらには氷河が直面している地球温暖化による環境問題まで知識を深めることができる。また、同センターはヨステダール氷河から分かれたニーガーシュブレーン氷河へのスタート地点となっており、夏季にはガイドツアーを催行する。このほかルステル近郊のウルネスには世界遺産に登録された12世紀創設のウルネス・スターヴ教会があり、夏季のみ内部を見学することが可能だ。
ソグネフィヨルドには長い歴史に培われたクラシックなホテルがあり、旅行者の人気を集めている。フロムにある創業1870年のフレトハイム・ホテルは、フィヨルドへと続く広々とした庭園をはじめ、敷地内で栽培した果実の自家製ジャムやホテルのスモークハウスで作られる燻製肉など、地元産やオーガニックな食材にこだわったメニューのレストランが好評だ。一方、ラールダールには1840年代創業のリンストローム・ホテルがある。運営は創業者一族によって代々受け継がれており、年代ごとに異なる建築様式で建てられた3つのホテル棟は、どれも荘重な木造建築で、趣ある風情を楽しむことができる。
なお、フィヨルド観光には、ノルウェー鉄道、フロム鉄道、フェリー、バスなどの公共交通機関を利用できるオスロやベルゲンからの周遊チケット「ノルウェー・イン・ア・ナットシェル」がある。

正解:B
写真提供:スカンジナビア政府観光局

A 正
B 誤
――正解は下記へ
ココに注目!
▽世界最大級のソグネフィヨルド

全長204キロメートル、最深部が1308メートルに達するソグネフィヨルドは、世界最長で最深のフィヨルド。オスロ、ベルゲンから列車などで便利にアクセスでき、年間を通じて観光が可能となっている。観光のハイライトは海岸線を内陸に入ったフィヨルドの奥地に点在しており、1940年に開通した観光客に人気の高い山岳鉄道、フロム鉄道もそのひとつ。フロム鉄道は民家が点在する牧歌的な谷間の村フロムを発着地として、ミュールダールまでのわずか20キロメートルの距離を1時間弱で結んでいる。
標高2メートルに位置するフロムと、ミュールダールの高低差は864メートルあり、車窓には高さ164メートルのリョーアンネフォッセン滝をはじめ、峡谷や切り立った断崖などフィヨルド地域ならではの息をのむ風景が次々と展開する。また、ショースフォッセン滝では乗客が景色をゆっくり味わえるように5分間停車する。
▽静かな谷間の村アウルランとラールダール

ソグネフィヨルドの最奥地に位置するラールダールには、18世紀から19世紀頃の民家を修復、保存している地区、ガムレ・ラールダールスオイリーがあるほか、近郊には1150年創設のボルグン・スターヴ教会がある。村を流れる川でのマス釣りやサーモン釣りも人気のアクティビティとなっており、ノルウェー・ワイルドサーモンセンターではサーモンの生態に関する展示やビデオを見ることができ、併設のカフェでサーモンを使ったメニューを味わうことも可能だ。
▽ルステルでは氷河ハイキングも

ソグネフィヨルドには長い歴史に培われたクラシックなホテルがあり、旅行者の人気を集めている。フロムにある創業1870年のフレトハイム・ホテルは、フィヨルドへと続く広々とした庭園をはじめ、敷地内で栽培した果実の自家製ジャムやホテルのスモークハウスで作られる燻製肉など、地元産やオーガニックな食材にこだわったメニューのレストランが好評だ。一方、ラールダールには1840年代創業のリンストローム・ホテルがある。運営は創業者一族によって代々受け継がれており、年代ごとに異なる建築様式で建てられた3つのホテル棟は、どれも荘重な木造建築で、趣ある風情を楽しむことができる。
なお、フィヨルド観光には、ノルウェー鉄道、フロム鉄道、フェリー、バスなどの公共交通機関を利用できるオスロやベルゲンからの周遊チケット「ノルウェー・イン・ア・ナットシェル」がある。

正解:B
写真提供:スカンジナビア政府観光局