アクセスランキング、NH伊東社長のインタビューが1位−「景気のいい話」も

  • 2010年5月29日
[総評] 今週の1位には、全日空(NH)代表取締役社長の伊東信一郎氏のインタビューが入りました。NHは、数ヶ月後に控えた羽田空港の国際化を契機として飛躍をねらっており、非常に高い注目を集めたものと思われます。インタビューでは、羽田路線だけでなく航空行政、日本航空(JL)が撤退した路線への就航意欲の有無、航空会社に対する外資規制などについて触れられておりますので、まだお読みになってない方はぜひご一読ください。

 2位以下では、明るい話題がいくつか入っています。4位の記事で、主要旅行会社の3月の海外旅行取扱額は前年比1.8%増で、1年7ヶ月ぶりのプラス成長となりました。2008年3月と比較すると600億円ほど少ないですし、需要の回復も緒についたばかりですが、書いていて喜ばしいニュースでした。また、9位のコンチネンタル航空(CO)の記事は、COが7月から9月にかけて、成田と羽田からグアムに向けて定期便以外に149便を運航する内容です。積極的な展開はそれだけ需要が見込まれることの裏返しでしょうから、需要の回復傾向の持続が期待できそうです。

 このほか、第5位にはジャルパックの家族チャーターの記事が入りました。2年目の今年は、すでに一定以上の認知度を獲得していたこともあってか、非常に好調といいます。5月28日の段階では、記事掲載からさらに100名ほど予約が入ったそうで、5月中の完売もあり得るそうです。この好調さは、消費者から望まれていながら旅行会社でしか実現できない価値があり、それを見出して提供すれば結果が伴なうことを証明していると考えられ、とても意義深く感じています。また、チャーター便の可能性を示すものでもあり、こうした試みがこれから広がっていけばと期待しています。

 なお、NH社長のインタビューを掲載するのはトラベルビジョンとして初めてのことで、手前味噌ながら感慨深いものがあります。年初のご挨拶で今年は「人」に焦点をあてたいとお伝えしておりましたが、今後も業界をリードする皆様や、熱い思いをお持ちの皆様のお言葉をお届けして参りたいと考えおります。我こそは、と思われる方がいらっしゃいましたら、是非ご一報頂ければ幸いです(編集部連絡先)。(松本)


▽日刊トラベルビジョン、記事アクセスランキング
(2010年5月第5週:5月24日2時〜5月28日18時)
第1位
トップインタビュー:全日本空輸 代表取締役社長 伊東信一郎氏(10/05/26)

第2位
エアライン・オブ・ザ・イヤーにアシアナ航空、上位にアジア、中東系多く(10/05/25)

第3位
ルフトハンザ、A380の新ファーストクラス公開−「静かさ」追求(10/05/26)

第4位
主要旅行会社、09年の海外旅行取扱額は19%減−3月単月は19ヶ月ぶりに増加(10/05/24)

第5位
ジャルパック、ファミリージェットの販売好調−口コミ効果高く、座席増加も(10/05/25)

第6位
KNT、本社ビルと土地を売却、売却益7.5億円を特別利益に計上へ(10/05/28)

第7位
ニュージーランド、日本を重要6市場のひとつに位置づけ−トレンツ開催で(10/05/26)

第8位
HIS、若い女性向けプロジェクトの専門店を開設−表参道と渋谷に2店舗(10/05/25)

第9位
IACEトラベル、農水省内に支店開設−国内39支店目(10/05/24)

第10位
コンチネンタル航空、夏に成田/グアム線に臨時便−運航便数は149便に(10/05/24)