日系2社、09年度の国際線旅客数は5%減、NHは微増−利用率は改善

JLは座席供給量をあらわす有効座席キロ(ASK)を15.0%減と絞ったところ、旅客輸送量をあらわす有償旅客キロ(RPK)が8.3%減に留まり、ロードファクターは5.2ポイント増の70.8%となった。方面別では、2008年度に大きく落ち込んだ中国の旅客数が4.8%増の165万3599人となったほかは前年割れ。ただし、利用率は全体的に回復傾向にある。
一方、NHはASKを7.9%減とし、RPKが3.8%増となったため、ロードファクターは8.6ポイント増の76.8%となった。旅客数は、アジア・オセアニア方面が5.8%増の282万4833人とプラス成長し、全体をけん引した。

なお、3月単月の国際線輸送実績では、JLは旅客数が6.4%減の92万9678人、ASKが19.8%減、RPKが5.0%減、ロードファクターが12.7ポイント増の81.2%。NHは旅客数が23.1%増の39万7935人、ASKが0.7%減、RPKが19.0%増、ロードファクターが13.6ポイント増の82.0%であった。

※訂正案内(5月13日 16時10分 編集部)
訂正箇所:第3パラグラフ
誤:7.9ポイント減
↓
正:7.9%減