アメリカン航空、第1四半期は純損失5億ドル−連結収益は前年比4%増
アメリカン航空(AA)の親会社、AMRコーポレーションによると、2010年度第1四半期の決算は5億500万米ドル(約474億3700万円)の純損失を計上した。ベネズエラ通貨の切り下げに関連した特別項目を除くと、4億5200万米ドル(約42億4500万円)の損失となる。同社によると世界的な経済危機と燃油費高騰がその要因だという。第1四半期に支払ったジェット燃油費は、前年同期に一般的だった価格を支払った場合から2億1100万米ドル(約298億2028万円)増加。燃油費を除く主要路線単位コストも、輸送能力削減やメンテナンスの前倒しによるコスト、売上関連経費などで5.7%上昇した。
一方、第1四半期の連結収益は前年比4.7%増の51億米ドル(約4790億685万円)となり、総売上高は前年同月比から約2億2900万米ドル(約15億1111万円)増となった。搭乗率の改善と売上管理に向けた輸送能力を厳しく管理した結果、有効座席1マイルあたりの旅客収益(単位収益)は7.3%増、AAの主要路線単位収益も6.8%増となり、収益率は3.7%拡大。AAの第1四半期の搭乗率も2.2ポイント増の77.9%となっている。
AMRの会長兼CEOのジェラルド・アーピィ氏によると「今後は米国内外の路線網強化、コスト管理、売上拡大へ向け新たな手段の開拓に注力する」方針だ。この第1四半期では日本航空(JL)との北米/アジア路線での反トラスト法適用除外(ATI)を米国運輸省(DOT)に申請したほか、ブリティッシュ・エアウェイズ(BA)およびイベリア航空(IB)とも大西洋路線でATIを申請し、グローバルな路線網の強化を進めている。また、米国内では、ニューヨークで31便を増加するほか、ジェットブルーエアウェイズ(B6)との業務提携などで路線網を拡充している。
一方、第1四半期の連結収益は前年比4.7%増の51億米ドル(約4790億685万円)となり、総売上高は前年同月比から約2億2900万米ドル(約15億1111万円)増となった。搭乗率の改善と売上管理に向けた輸送能力を厳しく管理した結果、有効座席1マイルあたりの旅客収益(単位収益)は7.3%増、AAの主要路線単位収益も6.8%増となり、収益率は3.7%拡大。AAの第1四半期の搭乗率も2.2ポイント増の77.9%となっている。
AMRの会長兼CEOのジェラルド・アーピィ氏によると「今後は米国内外の路線網強化、コスト管理、売上拡大へ向け新たな手段の開拓に注力する」方針だ。この第1四半期では日本航空(JL)との北米/アジア路線での反トラスト法適用除外(ATI)を米国運輸省(DOT)に申請したほか、ブリティッシュ・エアウェイズ(BA)およびイベリア航空(IB)とも大西洋路線でATIを申請し、グローバルな路線網の強化を進めている。また、米国内では、ニューヨークで31便を増加するほか、ジェットブルーエアウェイズ(B6)との業務提携などで路線網を拡充している。