エーワンホテル、ニーズにあわせた滞在を提案−日本市場シェア15%へ
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エーワンホテル・ザ・ロイヤル・クルーズ・ホテル・パタヤは、船を模したマリーンタイプの客室や施設を有し、毎晩シーフードバーベキューを提供するなど海をコンセプトに展開。最大600名が収容できるファンクションルームもありグループ旅行やMICEでの利用が多いという。さらに、2009年1月には新たにエーワン・パタヤ・ビーチ・リゾートがオープンした。同ホテルは身体障害者の滞在にも対応できるようバリアフリーを採用しており、52部屋のうち2フロアは全て車いすに対応している。このほか、スライディングドアやガラス張りのバルコニーなどを取り入れている。
ラタッナオパ氏は、「タイはファミリー向けの場所。人に優しいホテルにすることで他のホテルにはない特徴をもたせた」と話し、今後の需要の高まりに期待を示した。ただし、日本市場ではパタヤの名前は認識していても実際何ができるのかが浸透していない課題もあり、今後はマリンアクティビティやゴルフが盛んであることも訴え潜在需要を取り込んでいく。
一方、バンコクのエーワンホテルは、280室の客室やスパ、ビジネスセンター、プールを備えており、中心地よりも空港から近いためエアポートホテルとしてや周遊型ツアーなどでの利用が多い。また、ホテルから約15分の距離に、空港と街をつなぐモノレール「エアポートリンク」がオープン予定で、完成すればさらに利便性が向上するという。こうした各ホテルの特徴によって多様なターゲットに対応できることをアピールし販売拡大をめざす。