グアム、ココロードレースで1000名集客めざすー文化も前面に

  • 2010年3月10日
 グアム政府観光局(GVB)は2011年か2011年をめどに、「グアム・ココロードレース」で1000名以上の集客をめざす。GVB日本代表の光森裕二氏によると2010年10月17日に開催される第5回ここロードレースでは「700名から800名」をめざす考え、昨年に引き続き、旅行業界への集客手数料を設定するほか、3月8日にはセミナーも開催して商品造成を訴えた。

 2009年は東京を中心に全国から411名が参加。光森氏は、東京だけでなく、参加者が少ない大阪や、茨城、群馬、埼玉といった関東圏はまだチャンスがあり、参加者を広げていくことでリピーター増にもつなげられると期待。今後は名古屋や札幌から九州までセミナーを開き、ココロードレースの販売促進を訴えていくほか、日本国内のマラソン大会との姉妹提携も視野に入れているという。

 さらに、GVBでは夏の需要喚起のため「グアムHappy Summerキャンペーン」と題し、3つのコンテンツを用意。今年はグアムの文化をより深く理解してもらうことを目的に、チャモロ文化をめぐる「スタンプラリー in GUAM」や、チャモロダンスを無料で体験できる「みんなで踊っチャモロ」、グアム・フォトコンテストを行う。

 なかでもチャモロダンスはGVBが力を入れているものの1つ。GVBではこのキャンペーン以外にもチャモロダンスアカデミーを実施するなどしており、途中で申し込みを締め切るほどの盛況ぶりだという。受講者には2010年のJATA旅行博に加え、10月にグアムで開催されるグアムアイランドフェアでもダンスを披露する機会を設ける計画だ。光森氏は「3年越しの中長期プログラム。本格的に力を入れてやっていきたい」とし、「ダンスの団体客など、将来販売につながる可能性がある」と訴えた。