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済州、メディカルツーリズムに注目、2011年にヘルスケア施設建設へ

  • 2010年2月25日
 韓国の済州島はメディカル・ツーリズムへの投資を強化し、滞在型のヘルスケア・アイランド構想の実現をめざしている。韓国政府国土海洋部傘下の済州国際自由都市開発センター(JDC)はこれまで、メディカルツーリズムや英語教育、研究開発を主力事業とし、合計約5900億円を投資。なかでもメディカルツーリズムは世界の旅行産業の新分野として注目されており、韓国政府も新たな観光成長のエンジンとなると明言。大自然を有する済州島で最先端の医療サービスを提供するヘルスケア・アイランド構想を打ち出した。約390万平方メートルにメディカルパークや研究開発施設を建設。予防医学から整形まで幅広い医療サービスを提供する。建設には約700億円を投下し、2011年に着工する予定だ。

 なお、2008年から2012年のアジア・メディカル・ツーリズム市場分析によると、アジアでは2008年に約3400億円に拡大。2009年から2012年は14%の成長が予測されており、2012年には5000億円規模、年間訪問者数は610万人に成長するとの見通しだ。韓国厚生省では、メディカルツーリズムでの訪問者が2010年には7万人、2013年には20万人に達するとみている。