京都・伏見の新酒づくりを特別公開

 酒処・京都伏見で200年以上の歴史を持つ酒造会社2社が、この冬初めて新酒づくりを公開する。職人の案内で秘伝の工程を見学し、利き酒体験ができる。2つの酒蔵の特別公開を企画したのぞみ(京都市中京区、藤田功博社長)では「龍馬ブームにわく伏見で、新たな京都の一面を発見してください」と参加を呼びかけている。

 特別公開は、1月11日−2月28日の毎朝9時30分から11時まで行う。20分程度、酒造についてレクチャーを受け、タンクが並んだ酒蔵内を当主の案内で見学する。試飲は、品評会で行われる利き酒の方法を伝授してもらいながら楽しむ。

 月・火・木・金に公開される招徳酒造は1645年(正保2年)に創業。全国でも珍しい女性杜氏のもと「花洛」「延寿千年」などの銘柄を造っている。水・土・日の松本酒造は1791年(寛政3年)の創業で、明治に建てられたレンガ造りの建造物も見どころ。「桃の滴」「日出盛」が代表的な銘柄。

 参加は20歳以上で1人2500円。伏見の散策マップや特製おちょこがつく。チケットは、リーガロイヤルホテル京都や京都新阪急ホテルなど市内8ホテルで販売されているほか、HPから申し込みすることができる。


情報提供:トラベルニュース社