全日空、プレミアムクラス機内食を一般席で販売−国内線で10月から

  • 2009年9月29日
 全日空(NH)は10月1日から、国内線プレミアムクラスで提供している昼と夜の食事メニューを、一般席でも有料で提供する。NHでは、2009年度緊急収支改善策として有料の付加価値サービス「Pay for Value」の拡充を進めており、こうした上級クラス用サービスの一般席での有料販売もこの一環。対象路線は羽田発着の伊丹、千歳、福岡、沖縄線と、伊丹、関空、中部の3空港と千歳、沖縄の2空港を結ぶ路線で、昼食は12時から13時の間を30分以上飛行する便、夕食は18時から20時出発の便で利用可能。価格は1800円。

 また、6月から開始した早朝便でのおにぎりと味噌汁セットの有料販売を、これらの対象路線でも導入。10月1日から中部発着の千歳、沖縄線で販売を開始する。さらに、一部路線で実施している、国際線ビジネスクラスの軽食をエコノミークラスとプレミアムエコノミークラスで有料提供するサービスもメニューを刷新。「ほんのり温かいおにぎりとお味噌汁のセット」(800円)は継続しつつ、「いか飯」(700円)、「広東風豚の角煮まんじゅうともち米肉団子」(700円)を提供する。


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