エティハド航空、成田就航に向け準備進む−旅行会社経由の販売に期待

  • 2009年9月24日
 エティハド航空(EY)は2010年春頃、成田/アブダビ線を就航予定であることから日本支社を設置、日本での営業開始に向けて準備を進めている。EY日本代表の西正次氏は販売に向け、「旅行会社とのネットワークづくりが必要」と話しており、こうしたマーケティング面と空港設備やシステム構築などのハード面双方の協力関係をつくっていく。

 EYではまず、GDS契約を結びシステムとリンクさせる仕組み作りや、営業および予約業務に必要な自社スタッフの採用に向けて準備する。また、全日空(NH)を始め日系航空会社のパートナーを見つけて協力していきたいという。西氏によると、「中東からエジプトやトルコ、アフリカへ行く人が多い」ことから、アブダビとエジプトを組み合わせた商品の提案など、中東行きだけでなく中東以遠への送客もプロモーションしていく考え。さらに、EYの認知向上に向けてウェブサイトの立ち上げなどを始め広報活動を展開する予定だ。

 なお、成田/アブダビ線に使用する機材は、エアバスA330‐200型機を中心に検討している。