全日空、国内線でカーボン・オフセットプログラムを導入

  • 2009年8月4日
 全日空(NH)は9月10日から、羽田/千歳線、伊丹線、福岡線、那覇線でカーボン・オフセットプログラムを開始する。音楽家の坂本龍一さんが発起人の「more trees」と提携し、携帯電話によるクレジットカード決済でカーボンオフセットするもの。オフセットのクレジットでは、環境省が国内で実施されるプロジェクト用のクレジットとして設定した「J−VER」制度のみを利用する。10月1日からは国内線全便に広げる。

 利用方法は、搭乗口に用意したQRコード付きのポスターで専用の携帯サイトにアクセスすると、自動的に搭乗便のCO2排出量を表示し、カーボンオフセットの申込みを受けつける。手続き完了後、カーボンオフセットの証明書を画面に表示するしくみ。バーコードリーダーが使用できない場合は、URLを打ち込むか、作成中のアドレスへ空メールを送信することで、対応できる。

 これに先立ち、8月10日から9月10日まで、ANAカーボン・オフセットキャンペーンを実施する。専用の携帯サイトにアクセスすると、抽選で先着1万名に1名あたり1キログラムのCO2にあたるクレジット(J-VER)証明書をメールで送付する。


▽ANAカーボン・オフセットプログラム(8月10日から)
http://anaoffset.com