JTBグランドツアー＆サービスは6月26日、2009年9月から2010年4月出発の商品全100コースの販売を開始する。下期のコンセプトは、ツアー責任者と位置づける添乗員のプロならではのノウハウを反映し、各参加者にとって「オンリーワンの旅」にすることをめざす。コースは例えば、カンボジアでは現地NGOの協力のもと、通常は非公開のアンコールトム・バイヨン寺院の修復現場を特別に見学するコースを設定。また、絶滅の危機に瀕しているマウンテンゴリラの故郷を訪れるエコツアーなども提供する。

　下期の方面別コース数は、エジプト・アフリカ29コース、アジア・中近東32コース、中南米25コース、ヨーロッパ・ハワイ6コース、ニュージーランド4コース、オーロラ4コース。このうち、中南米では「ガイドの良し悪しで旅の印象が決まる」という参加者の声を活かし、過去の実績で知識や経験、ホスピタリティが高い評価を受けているガイドが主に同行。また、アフリカやアジア・中近東でも自由行動の楽しみ方を重視する声を反映し、同行する添乗員が朝の出発前や夕食後の時間も有効活用できるよう、街歩きや公共交通機関の対健常者など、参加者の要望に応じてその土地ならではの楽しみ方を積極的に提案する。

　なお、旅行代金は、例えば「専門家と遺跡修復の舞台裏を特別見学する、アンコールめぐり6日間」でエコノミークラス、2名1室利用の場合1名26万8000円からだ。