全日空、4月の国際線旅客数は11%減−中国など回復傾向
全日空(NH)の2009年4月の国際線旅客数は、前年比10.6%減の31万827人となった。北米線が15.0%減(5万9172人)となるなど、旅客数では苦戦。一方、座席供給量をあらわす有効座席キロ(ASK)を8.8%減と絞ったのに対して、旅客輸送量をあらわす有償旅客キロ(RPK)は8.5%減となり、利用率は0.3ポイント増の70.4%となった。
北米、欧州、アジア・オセアニアの3方面のうち利用率が改善したのはアジア・オセアニアで、3.7ポイント増の66.3%。NH広報室によると、対象路線のうち利用率を押し下げているのは中国線で、それ以外の路線は66.3%を上回っているという。ただし、中国線の利用率も2月から比べると10ポイント増加しており、改善傾向を示している。また、円高によって需要が増加した韓国線の旅客数は、一時に比べると伸びが鈍化したもののプラス成長を維持した。
なお、 国内線の輸送実績では、旅客数が15.8%減の270万7424人、ASKは6.9%減、RPKは14.9%減、利用率は5.1ポイント減の53.4%となった。
北米、欧州、アジア・オセアニアの3方面のうち利用率が改善したのはアジア・オセアニアで、3.7ポイント増の66.3%。NH広報室によると、対象路線のうち利用率を押し下げているのは中国線で、それ以外の路線は66.3%を上回っているという。ただし、中国線の利用率も2月から比べると10ポイント増加しており、改善傾向を示している。また、円高によって需要が増加した韓国線の旅客数は、一時に比べると伸びが鈍化したもののプラス成長を維持した。
なお、 国内線の輸送実績では、旅客数が15.8%減の270万7424人、ASKは6.9%減、RPKは14.9%減、利用率は5.1ポイント減の53.4%となった。