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マウナケアビーチホテル、旅行会社経由の取り込み強化−特別プランも展開

  • 2009年5月27日
 マウナケアビーチホテル(MKBH)は、下期に向けてパッケージツアーでの宿泊者の取り込みを強化する。同ホテルは約150億円を投じた改装を終え、3月26日にグランドオープンしたところ。昨年12月20日のソフトオープン以来、FITを中心に日本人宿泊数が200泊となるなど好調に推移。ただし、このほど来日したプリンスリゾーツハワイ営業部長の中林淑枝氏によると、これらの宿泊者はリピーターが多いため、パッケージツアーで新たな顧客層を取り込むことにより宿泊者や宿泊数の増加をめざす。

 中村氏は今回の来日で、旅行会社へのセールスコールや説明会を実施し、下期や2009年度上期からの商品化を訴えた。08年度上期はJTB、エイチ・アイ・エス(HIS)、近畿日本ツーリスト(KNT)、ジャルパックの4社がパンフレットに掲載しており、今回の来日ではこれに加えて日本旅行とトップツアーに働きかけたという。

 パッケージツアーの参加者は、夏に向けて家族層が増えると見込む。家族層はこれまで取り込めていなかった層で、コネクティングルームの充実度やビーチへの近さ、子供向けのゲームルームなどを打ち出していく。

 また、FIT向けにもハワイ州誕生50周年に合わせて特別宿泊プランを設定。これは、MKBH以外にワイキキのハワイプリンスホテル、ハプナビーチプリンスホテル、マウイプリンスホテルでも設定するもので、2泊以上すると、偶数泊目の宿泊料金を50米ドルとするもの。MKBHでは、1泊700米ドルの部屋を対象としており、お得感を打ち出して需要を喚起する。


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