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大韓航空、メルコスール商品造成を促進−サンパウロ線1周年記念セミナーで

  • 2009年5月27日
 大韓航空(KE)は5月21日、サンパウロ線の就航1周年を記念し、メルコスール観光局と合同セミナーを実施した。同観光局局長のラエルシオ・ブランコ氏は冒頭、「メルコスールへの日本人観光客数は年々伸びている」と述べ、引き続きの協力を要請した。続いてKE東京旅客支店販売課次長の大森洋治氏が、2008年6月2日に就航を再開して1周年を迎える仁川/サンパウロ線について説明。現在のところ日本からの利用者は日系人が目立っているが、便によっては日本人旅行者の割合もかなり高いという。仁川空港のハブ機能という強みを活かし、地方発パッケージツアーのさらなる増加に期待を寄せた。

 成田発の場合は、仁川経由のほかにKE001、KE002便を利用してロサンゼルスでの乗り継ぎもできる。2009年のウィンタースケジュールからは、KE001、KE002便にも仁川/サンパウロ線で使用している機材、ボーイングB777-200型機を導入する予定。また、全体としては2010年以降、段階的にエアバスA380型機やボーイングB787型機など各10機を含む新鋭航空機を約40機導入し、さらなるサービスのアップグレードをはかる。

 なお、成田/ロサンゼルス線を利用した場合、ロサンゼルスでの乗り継ぎ時間が10時間50分となっているが、5名以上であれば昼食付きのロサンゼルスシティツアーが参加無料になり、5名未満の場合にもラウンジが利用できる。

▽メルコスール観光局、新たな観光スポットを紹介

 続いてメルコスール観光局アドバイザーの池谷光代氏がメルコスール4ヶ国の魅力をアピール。2008年の日本人訪問者数は、アルゼンチンが前年比18%増の2万2912人、パラグアイが4%増の3816人、ウルグアイが6%増の2663人。ブラジルを除くメルコスールの3ヶ国で約15%の伸びを記録した。ブラジルはまだ公式発表がされていないが、2008年度のブラジル領事館のビザ申請が25%増であったことから、訪問者数も増加していることが予想される。また、地域別ではイグアス国立公園への日本人入園者数が36%増と好調であった。

 セミナーでは新たなツアー造成のヒントとして、新たなエリアを紹介。アルゼンチンではサルタ州とフフイ州を周るツアーとして、通常は丸1日かけて往復する「雲の列車」を途中下車して塩田を訪れ、ウマワカ渓谷の村で宿泊する旅程を提案。このほか、最近ではメディアの注目度も高いブラジルのレイソイス・マラニャンセス国立公園などを取り上げた。