大韓航空、メルコスール商品造成を促進−サンパウロ線1周年記念セミナーで

成田発の場合は、仁川経由のほかにKE001、KE002便を利用してロサンゼルスでの乗り継ぎもできる。2009年のウィンタースケジュールからは、KE001、KE002便にも仁川/サンパウロ線で使用している機材、ボーイングB777-200型機を導入する予定。また、全体としては2010年以降、段階的にエアバスA380型機やボーイングB787型機など各10機を含む新鋭航空機を約40機導入し、さらなるサービスのアップグレードをはかる。
なお、成田/ロサンゼルス線を利用した場合、ロサンゼルスでの乗り継ぎ時間が10時間50分となっているが、5名以上であれば昼食付きのロサンゼルスシティツアーが参加無料になり、5名未満の場合にもラウンジが利用できる。
▽メルコスール観光局、新たな観光スポットを紹介
続いてメルコスール観光局アドバイザーの池谷光代氏がメルコスール4ヶ国の魅力をアピール。2008年の日本人訪問者数は、アルゼンチンが前年比18%増の2万2912人、パラグアイが4%増の3816人、ウルグアイが6%増の2663人。ブラジルを除くメルコスールの3ヶ国で約15%の伸びを記録した。ブラジルはまだ公式発表がされていないが、2008年度のブラジル領事館のビザ申請が25%増であったことから、訪問者数も増加していることが予想される。また、地域別ではイグアス国立公園への日本人入園者数が36%増と好調であった。
セミナーでは新たなツアー造成のヒントとして、新たなエリアを紹介。アルゼンチンではサルタ州とフフイ州を周るツアーとして、通常は丸1日かけて往復する「雲の列車」を途中下車して塩田を訪れ、ウマワカ渓谷の村で宿泊する旅程を提案。このほか、最近ではメディアの注目度も高いブラジルのレイソイス・マラニャンセス国立公園などを取り上げた。